Super SIM
Super SIMは、グローバルなセルラー接続プラットフォームです。世界中のIoTデバイスを接続します。デバイス内にSuper SIMがあれば、SIM1枚で利用できるほとんどのTier 1グローバルネットワークに接続できます。Twilioのクラウドベース・モバイルコアは、ネットワークを自由に選択できるため、サービス範囲、性能、価格の最適化が可能です。TwilioのAPIは可用性が高く、あらゆる接続オペレーションをプログラミングできます。SIMステータスの変更、データ消費量の追跡、デバイス間のメッセージ送信などにも対応しています。
一般利用について
Super SIMは、一般に利用可能になりました。これは、Super SIMのライフサイクル(Sims、Fleets、Network Access Profiles、Networks)を管理するために使用されるAPIリソースと、米国アッシュバーンのTwilio Mobile Coreを介したインターネットへのトラフィックの送信ポイントであるsuper
APNを使用したデータ接続に適用されます。
Super SIM API内の他のリソースと、米国以外(フランクフルト、ドイツなど)のインターネットブレークアウトは、まだパイロット版かベータ版です。そのため、Twilio SLAの対象外です。パイロット版とベータ版の製品サポートの詳細については、ヘルプセンターのページをご覧ください。
利用可能なネットワーク
Super SIMにより、お使いのIoTデバイスで、400に近い世界中のセルラーネットワークにアクセスできます。Super SIMで利用可能なネットワークをご確認ください。
接続したい特定のネットワークがある場合は、Network Access Profilesにより接続先のネットワークを管理できます。
料金とお支払い
Super SIMをご利用の際は、SIMハードウェアのワンタイム料金、有効なSuper SIMに対して課金される月額サブスクリプション料金、従量課金に基づく利用料が発生します。ご利用いただけるボリューム価格については、営業窓口へお問い合わせください。
- ワンタイムSIM料金 — SIMハードウェア($3~)。マルチサイズ(2FF/3FF/4FF: FF=Form Factor)のSIMカードやチップ型SIM(MFF2)は、Consoleからご注文いただけます。Consoleから購入できる数量を超える数の購入をご希望される場合は、営業窓口へお問い合わせください。
- 有効なSIMのサブスクリプション料金 —
active
Super SIM1枚につき、月額$2からご利用いただけます。Super SIMが不要になれば、いつでもそのSIMをinactive
に設定し、毎月の請求を停止できます。それを再度有効化することもいつでも可能です。Super SIMの状態の詳細はこちら。 - データ利用 — 1MBあたり$0.10から。データ利用料は、従量課金制です。データ利用量はバイトあたりのご請求です。端数の切り上げ、切り下げ、切り捨ては行いません。
- SMSコマンド — デバイスからSMSコマンドを送信するごとに$0.05から、受信するごとに$0.01からです。SMSコマンドを使用し、デバイス間(M2M)SMSの送受信を行います。
各Super SIMには、それぞれ課金サイクルとデータ使用サイクルがあります。期間は、SIMがactive
にされた日から1か月間です。つまり、2月14日にSuper SIMを有効にすると、最初のサイクルは3月14日に終わり、4月14日に2回目のサイクルが終わるという形で続きます。
新しい期間が始まると、有効なSIMサブスクリプション料金の支払い金額が確定され、期間の転送バイト数はゼロから始まります。この数がSIMに適用されたデータ制限に達すると、次の期間の開始までデータ転送は一時停止されます。SIMのデータ制限は、SIMのSIMリソースが割り当てられているフリートに設定されます。
SIMが現在の請求期間の終わりにinactive
の場合は、SIMがactive
状態に戻るまでサブスクリプション料金は請求されません。また、毎月の請求とデータ使用期間全体は、再度activeにされた日から新たに開始されます。SIMの状態は、SIMリソースのstatus
値を読み取ることで確認できます。
利用を開始する
Super SIMの利用は、[ステップバイステップガイド](/docs/iot/supersim/super-sim-first-steps)に従い開始できます。以下の方法が説明されています。
- ConsoleからSuper SIMを注文する。
- ConsoleまたはAPIを使用し、Super SIMを設定する。
- APNを設定、ローミングを有効化することによりデバイスを設定する。
Super SIMのご利用を開始するにあたりサポートが必要な場合は、簡単なチュートリアルをお試しください。
Super SIM全般
- Super SIM、Raspberry Pi 4、Sixfab Base Hatの利用を開始する。
- Super SIM、Raspberry Pi 4、Waveshare 4G Hatの利用を開始する。
- Super SIM、Raspberry Pi Picoの利用を開始する。
SMSコマンド
IPコマンド
- Super SIM IPコマンド、Raspberry Piの利用を開始する。
- Super SIM IPコマンド、Raspberry Pi Picoの利用を開始する。
- Super SIM IPコマンド、Pycom GPyの利用を開始する。
高度な機能
本番環境への移行
IoTプロトタイプから製品に至るまでのどの段階にいる場合でも、Super SIMを大規模に使用する方法を検討する必要があります。Twilioでは、障害を克服し、IoTプロジェクトを次のレベルに進める上で役に立つリソースを用意しています。
高度な機能
基本事項を習得した後は、Super SIMの機能の詳細を確認し、Super SIMが備えているより進んだ機能を活用しましょう。
APIリソースの詳細
Super SIMを利用し構築する際は、以下のAPIリソースを利用ください。
- Sim — 物理的なSuper SIMのデジタル表現。
- SIM BillingPeriodサブリソース — 一定期間にSuper SIMが請求されたアクション。
- UsageRecord — Super SIMが使用したデータ量の推移を確認できます。
- eSimProfile — eUICCを介してSuper SIM機能にアクセスします。
eSIMプロファイルの詳細はこちら。 - Fleet — Super SIMのグループを管理します。Fleetを活用することにより、大規模な接続やSuper SIM接続を管理できます。
- Network — Super SIMが接続できるセルラーネットワークを表します。
- NetworkAccessProfile — 各フリートのNetwork Access Profile(NAP)では、Super SIMを接続できるNetworksが指定されます。
Network Access Profilesの詳細はこちら。 - NetworkAccessProfile Networkサブリソース — SIMのFleetのネットワークアクセスプロファイルに保存されているセルラーネットワーク。
- SMSCommand — デバイスに対してM2M SMSの送受信を行います。
- IPCommand - デバイスとの間でUDPメッセージを送信します
Super SIM APIの使用を開始する方法はこちら。一般的なプログラミング言語に対しては、ヘルパーライブラリーを用意しており、Super SIMをアプリケーションと簡単に連携させることができます。
ヘルプとサポート
特定のトピックに関するガイダンスについては、左のナビゲーションバーの、[Super SIM]>[Help and Support](ヘルプとサポート)セクションをご覧ください。
ご質問がありましたら、support@twilio.comまでメールをお送りください。
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