クラウドとオンプレミスを接続

グローバルなクラウド型コンタクトセンターを展開するには、それに対応する接続機能が必要です。クラウド型コンタクトセンタープロバイダーは、Twilioを利用することにより、データ駆動型ルーティングを使用して、基盤となる何百ものキャリアから最適なキャリア接続を選択し、1つのソースから複数地域のPSTN接続を取得します。プロバイダーは、40以上のロケールで、オンデマンドで利用できるTwilio電話番号も活用できます。

Twilio固有のマルチテナント型アーキテクチャでは、請求と使用状況に関する詳細な記録を、顧客ごとに提供します。報告内容は細かく指定できます。

IPコミュニケーションエコシステムの開発者は、Twilioを利用することにより、ユーザーの所在地に関わらず信頼性の高いPSTN接続を確保して、ユーザーがエコシステムの外部でも通信できるようにします。Twilioでは、開発者は接続を即座にプロビジョニングしたり、最高品質のルーティングを活用したりできます。個々のキャリアの通話品質が時間と共に変動しても、最高品質のリンク経由の配信をいつでもTwilioが保証しているためです。

コールセンターのオペレーションマネージャーは、複数のキャリア接続を管理するのではなく、Twilioを使用して、すべのロケールで低コストのターミネーションを利用できるようにし、費用対効果の高いアウトバウンドコールセンターを実現します。コールセンターのハードウェア環境をオンプレミスで管理するのは、骨の折れる仕事です。キャリア接続の管理も同じです。オフィス拠点や単独エージェントの接続を、新しいロケールに数分で展開できます。

さらに、SIPトランクのTwilio電話番号でSMSを使用できるため、通信チャネルとしてSMSを利用できます。Twilioのフリーダイヤル番号でもSMSを使用できるため、メインのビジネス用トールフリー番号で、テキストベースのカスタマーサービスを実施できます。

Twilioを利用する企業は、即時にプロビジョニングされる容量無制限のトランク、分単位の支払い記録、ディザスタリカバリのオプションを利用できます。TwiMLスクリプトの全機能を活用し、IVRが使用できなくなることも、お話し中になり着信を受け損ねることもありません。従来のSIPトランクサービスでは、サインアッププロセスを手動で行い、料金モデルが不透明で、チャネルの処理件数とディザスタリカバリオプションに制限がありますが、そのようなSIPトランクサービスを利用する必要はありません。