Twilioソリューションエンジニア(日本)の仕事とは

April 06, 2022
レビュー担当者

Twilioソリューションエンジニア(日本)の仕事とは

ここ数年にわたり目覚ましい活躍を見せる日本のTwilioソリューションエンジニアチームですが、今回は私たちがTwilioの仕事で好きなところをご紹介したいと思います。

その前に、最初に必ず出る、以下の質問にお答えします。

「Twilioってどんな会社?」 

「ソリューションエンジニアってどんな仕事?」

Twilioを選ぶ理由

Twilioは世界をリードするCPaaS(Communications Platform as a Service)企業として、企業とそのお客様が通話、SMSやチャットを通じてこれまで以上に効果的なコミュニケーションをとるためのサービスを提供しています。開発者が優れた顧客体験を実現するための構築要素であるビルディングブロックを提供し、お客様から大変ご好評をいただいています。

Twilioが日本に展開して数年がたち、現在飛躍的に成長しています。今年だけでもソリューションエンジニアリングチームは2倍の規模に拡大する見込みです。

それでは、ソリューションエンジニアのキャリアはどんな人に向いているのか、「実際」のソリューションエンジニアの仕事をご紹介しましょう。

ソリューションエンジニアとはどんな仕事?

ソリューションエンジニアは分析指向を持ちながら、人と話すことも楽しみとする性格に適した仕事です。技術スキルを活かし、お客様がTwilioを利用してクラウドテレコミュニケーションソリューションを構築するための支援をします。そのほか、デモの作成、セールスチームへの技術知識の伝授、時にはTwilio製品のコーディングも行います。仕事の時間は、お客様とミーティングをしたり、チームをサポートしたりして直接人を相手にする時間と、デモやPoC (概念実証)を作成しAPIを試すなどのコード作成の時間とが、およそ半々です。  

Twilioでの仕事が好きな理由は、従業員それぞれ異なります。私たちはこれをひとくくりに「Twilioマジック」と呼び、その4つの主な価値観は、中核となるいくつかの原則により支えられています。これが毎朝仕事に向かうことを楽しみにしている理由の本質なのです。では、その原則と意味をTwilio JapanのSEの実際の声を交えながらご紹介します。

1.顧客の立場で考える(Wear the Customers’ Shoes)

私たちは毎日仕事に向かい、他の人が何を考えているのかを知ろうとします。会社の価値観的には、「人の立場で考える」と言えるでしょうか。お客様が作りたいものは何か、なぜそうしたいのかを理解するのが私たちの仕事です。私たちはこういったお客様が作りたいものを実現するための力になります。最終的に目指すゴールは、お客様に信頼されるリソースとなり、頼りになるアドバイスをすることです。そのために、お客様にとって最良の結果を望み、お客様の毎日をより生産的にし、より良いコミュニケーションを実現する力になれるよう日々努力しています。お客様には、私たちと同じくTwilioのプラットフォームに愛着を感じてほしいと考えています。

Twilioの提供するサービスは非常に汎用性が高く、あらゆる業種でご利用いただいています。一方でその利用方法はお客様ごとに千差万別なため、お客様の課題を正しく理解することがTwilio SEの大きな役割となります。製品紹介など通り一遍な対応は少なく、お客様ごとに全く異なる対応を求められる点がTwilio SEの特徴です。(Twilio Japan 里見)

2.フクロウを描く(Draw the Owl)

Twilioでは、問題の解決方法が確かでないときに「フクロウを描いて」みます。これは、物事の進め方を考えることを意味します。イノベーションを中核に置くTwilioは多くの革新的な人材であふれています。私たちが取り組んでいることの多くは前例がなく、自分で考えて実行する必要があります。これは簡単なことではないですが、とてもやりがいのあることです。自由に新しいことに挑めることは責任が伴い、失敗する可能性もあります。Twilio、そしてお客様の組織がどのように機能するかを理解し、両者からいかにして最良の結果を導くかを考える必要があります。私たちが手にする機会はほとんどが唯一独自であり、構築方法のロードマップはありません。お客様がそれを描くための手助けをするのが私たちなのです。

お客様とソリューションを検討する場合に、多くの場合において視野が狭くなりがちです。議題の熱量が高いときほど別の角度のソリューションに気づきにくくなります。TwilioのAPIは非常に汎用性に長けているので、解決策は1つでない事があります。そのため、TwilioのSEは常に様々な角度から課題を検討し提案を行います。そしてお客様が最良のソリューションを採用できるように手助けを行っています。(Twilio Japan 中村)

3.他者の意見を受け入れる(Be Inclusive)

Twilioでは「インクルージョン」を重視しています。Twilioでは、ダイバーシティに関する具体的な採用目標があります。また、多くの従業員がTwilioに対して帰属意識を感じています。  

組織になじめるとか、性別、人種、多様な思考や経験、アイデンティティだけでなく、仕事と仕事以外の面で同じ人間でいられるかどうかが重要です。

真に多様なチームには、メンバーの類似性以上に相違が存在します。私がともに仕事をする人たちは異なるバックグラウンドを持ち、行動や考え方も異なります。さまざまな声が聞こえる場であるから、意見を聞いて尊重してもらえると心から実感して声をあげられるのです。 

Twilioのソリューションを提案する際は、電話からインターネットまで考えることが多岐に渡ります。当然、一人の力では進めることは出来ず、様々なバックグラウンド、専門性を持った社員の意見を取り入れる必要があります。幸いなことに、Twilioの社員はここにおいて共通の意識を持っており、ディスカッションにとても積極的です。入社当時とても印象的だった事はSlackチャネルの多さです。皆さん自由にチャネルを作り、共通の課題を持った社員が自由にディスカッションを開始する為に、何か疑問を持った際にチャネルを探すとどこかに最終的には辿り着き、専門性を持った方々と相談できるのはとても助かっています。(Twilio Japan 片倉)

4.人の力になる(Empower Others)

Twilioでは人の力になることが重要です。知識は力であり、Twilioでは自分の知識を誰かと分かち合う機会があります。多くの組織では、自分の価値を高めるために重要な情報を自分だけのものにしておくことが珍しくありません。Twilioはその逆です。チーム内や、技術チーム以外のサポートメンバー、そしてお客様と知識を共有することが重要と考えられています。相手が違えば新しい視点から見る必要が生じ、相手の立場から見る必要が生じます。時には、相手のTwilioについての知識や技術に関する知識を見極める必要があります。こういった経験は、Twilioの従業員として本当の最終目標はどこなのかを知るための手助けにもなります。人の力になることは、最終成果である目標の達成や物事の改善に貢献します。

Twilioのソリューションエンジニアであるためには常に新しい学びを続けることが要求されます。新製品と機能が絶えず追加され、業界標準も変化します。つまり、私たちの仕事の中核は、学ぶことで報酬を得ているということであり、 この点を満たすのは万人ではありません。ですが、切り替えが早く、モチベーションを維持するために新しい挑戦を必要とする人であれば、ペースの速い成長の場で成功を手にできるでしょう。もしあなたがソリューションエンジニアの仕事に関心を持っているのであれば、常に学び続け、周りの人もあなたから同じように学べるように心がけてください。

5.オーナーとして行動する(Be an Owner)

オーナーとして行動することは仕事に誇りと責任を持つことを意味します。オーナーは一度に多くの役割を担います。プロジェクトや顧客関係のオーナーとなることは、あらゆるレベルで仕事を成功させる責任が伴います。

この価値観には、「Twilioマジック」の他のすべての原則が含まれています。ここでは詳しくは触れませんが、「冷静に優先順位を付ける」、「文書に残す」、「大胆に行動する」なども含まれます。これは仕事を成し遂げるために必要とされるすべてのタスクを行うことを意味し、いわば私たちの価値観の「黄金則」にあたるものです。これは、会社を自分のものとして扱うことを意味します。会社の成功は自分の成功であるわけですから。

このように各人が責任を持つことは直接、チームメンバー間の信頼構築につながります。オーナーとして私たちは有言実行し、周囲も同じように行動すると信じています。このダイナミズムは組織の縦方向にも及んでいます。マネージャーは常に部下のやり方を確認しているわけではありません。自分の職務に専念し、結果を出しています。

それ以外にも、Twilio内で関心を持つことや円熟したエンジニアとなるための多くの機会を手にする自由があります。例えばプロジェクトで他のチームをサポートすることや、開発者カンファレンスのブース運営、学生向けの宣伝でキャンパスを訪問したりできます。このような自主性と個人責任は大変大きな力を与えてくれます。多くのTwilio従業員が、Twilioで働くことを好む理由は少なからずそこにあります。これは個々の従業員が孤立しているということではありません。日々マネージャーや同僚、サポートチームに頼り、必要なときに手助けを求められるオープンなコミュニケーションがあります。Twilioでは、オーナーとして行動するチームが協力して互いの成功を手助けする体験ができます。  


Twilioの職場環境は、従業員にとって仕事を好きであり続けられる要素にあふれています。過去の経験は現在の仕事に活かされ、今の職務に関する力量を高めてくれています。私たちは幸運にも、成長を祝福し、促す職場にいます。無駄に時間を過ごしたとか「あるべき」ではない場所にいると見なされることはありません。仕事で関わる個々の人は、自分と似ていながら同時に完全に異なる人々であり、それぞれの個性でお互いを高め合い、一人では想像もできなかった成果物を生み出す ー これはまさにマジックと呼べるでしょう。 

本稿を通してTwilio Japanチームに関心を持たれたら、ぜひ求人情報をご覧いただき、ご相談ください。