changelog 投稿内容のサマリ (2022年4月下旬の内容)

May 09, 2022
執筆者
レビュー担当者

changelog 202204bottom JP

/changelogサイトへの投稿内容を、こちら/blogサイトに抄訳版として定期的にまとめてご案内しております。製品アップデートの内容のご確認にお役立てください。■■ なお当抄訳版は、月2回を目安に運用しております。最新情報の取得につきましては、これまで通り、/changelogサイトの内容をRSSフィード経由あるいはTwitterチャネル経由でご確認ください。■■ 最後に、内容が正確であるよう努めますが、差異等があると判断される場合にはオリジナルの/changelogサイトの投稿を参考にするようお願いいたします。また記載の日付は米国時間帯ベースとなること、あらかじめご了承ください。

2月上旬からchangelogの個々の投稿の順序を、「期間内の最初の投稿(記事の先頭)⇒期間内の最後の投稿(最後尾)」としています。読者のフィードバックに基づく変更で、この新順序でしばらく運用し、ベストの形を見極めたいと思います。

Lionbridge Integration is validated for Flex

2022年4月20日、フィルタ=Flex、リリース=Validated [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Flexにおいて、リアルタイム言語翻訳ソリューションのLionbridge Language Cloudとの連携の検証を完了しました。110以上の言語データベースに基づくLionbridgeとの連携は、コンタクトセンターのオペレータがSMS、ウェブチャット、WhatsApp等のメッセージでお客様問い合わせに対応する際、お客様とオペレータの言語が一致しないケースにおいてもメッセージのやり取りを行うことが可能となります。

Lionbridgeのソリューション機能の詳細、Twilio Flexとの連携設定については、ドキュメントをご確認ください。

Acceptable Use Policy update to calls per second (CPS) utilization in non-us1 Regions

2022年4月21日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Voiceサービスでは Call per second (CPS) 機能を提供しており、Calls API経由でAPI上の通話リソースが作成されるスピード(どれだけアグレッシブに通話発信するか)を上げることが可能です。CPS機能の提供は米国のus1リージョンをベースとして行われ(含: 課金)、コンソール画面上で設定するCPS値は他リージョン(例:豪州 (au1) / 欧州 (ie1))に追加費用なしで複製され、お客様企業がすべてのタイムゾーンでボイスサービスを運用できるように適用されます。

またCPS値の複製機構により、あるリージョンのTwilio Voiceサービスが利用できなくなった場合、別のリージョンにボイスサービスの利用をフォールバックさせることも可能です。この観点でTwilioは、リージョン横断のCPSの同時利用に関するサービス利用ポリシー(通称AUP)を更新しました。具体的には、お客様は、24時間のうち6時間以上、同時に2つ以上のホームリージョンで、お客様に割り当てられた同時通話数の50%を超えて使用することを禁じられています。

詳細については、サービス利用ポリシー(AUP)の関連セクション「Programmable Voice: No Concurrent Voice Calls per Second in Multiple Home Regions」(こちらのページの後方)をご確認ください。

Voice is now HIPAA Eligible on Twilio Frontline

2022年4月27日、フィルタ=Frontline、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Frontlineにおける音声通話機能の利用が、HIPAA(医療保険の携行性と責任に関する法律)に適合するようになりました。よって今後は、保護対象保険情報(PHI)を含むHIPAA準拠のヘルスケア系アプリケーションを、Twilio Frontlineを利用して組織・企業の皆さまに開発・運用いただくことが可能となります。Twilioは、HIPAA適合の製品およびサービスに関して、適用対象主体および事業提携者とビジネスアソシエート契約(BAA)を締結いたします。

Twilio Frontlineにおける音声通話機能の詳細と、HIPAA準拠を意識したTwilioベースのシステム構築方法について、各リンク先ページから内容をご確認ください。

Usage Insights by SIM for Super SIM in Console

2022年4月27日、フィルタ=Super SIM、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Super SIMのSuper SIM Insights機能に、新たに [Usage by SIM] タブが追加されました。Super SIMのデータ使用量をSIM毎に内訳確認するのに役立ち、ページ内の表の各行には、SIMがダウンロードまたはアップロードしたデータ量とその合計量が表示されます。

データ行は合計量でソートされているため、特定の期間に最も多くのデータを交換したSuper SIMを簡単に特定することができます。他の使い方のコツとして、表データの上位を確認し、異常値をすばやく特定したり、また、フリート、国、またはネットワークによって表示データをフィルタし、データ使用量をさらに細かく精査することも可能です。

さらに一番右の列には、各レコード(各SIM)の利用金額(Spending)が表示されています。Spendingデータ列により、Super SIM使用におけるSIMデバイス毎の利用金額(例: どのSIMで最もコストがかかっているか)をより深く理解することができます。

実際に接続するネットワークによって料金が異なるため、データ使用量と利用金額を切り離して表示するのは、便利に感じられるはずです。例えば、あるSIMは他のSIMよりもデータ消費量が少ないかもしれませんが、単価の高いネットワークで動作している場合は、より高いコストとなっている可能性があります。

Twilioコンソール画面でMonitor(タブ)>Insights>Super SIMから [Super SIM Insights] 機能にアクセスし、[Usage by SIM] タブを選択します。

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Regional Voice is now Generally Available in Australia

2022年4月28日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilioのオーストラリア向けホームリージョンが、Twilio Voiceを第一弾の対応プロダクトとして、正式リリースとなりました。これにより、音声通話データの取り込み、処理、保存場所を制御できるようになり、個人情報・データを希望の地域で処理・格納できるようになります。また、お客様のアプリケーションに対してより近い場所でデータ処理を行うため、処理遅延を減らし、双方向性の極めて高いリアルタイムインタラクション向けのアプリケーション性能を向上させることができます。

豪州リージョンを意識したTwilio Voiceの活用方法については、開発者向けドキュメントをご確認ください。

「Twilio Regions」の概念・施策については、こちらのドキュメントをご確認ください。

Conference Insights General Availability

2022年4月29日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio VoiceのConference Insights機能が正式リリースとなりました。会議通話はConference Insights機能により分析・集計され、通話参加者の行動を可視化し、品質や設定に関する一般的な問題を解決する際の「処方箋」を提供するようになります。

具体的には、Conference and Participant Summaries(会議サマリー・参加者サマリー)レコードについて、会議通話に関する各種メタデータが複数のビューを通じて提示されます。会議通話のパラメータを先ずは確認し、参加者のイベントのタイムラインを調査し、検出された品質上の問題を理解することができるようになり、これらサマリーレコードを通して、会議通話とその性能に関する有用なメタデータを確認できます。

会議サマリー・参加者サマリーのレコードは、Twilioコンソール画面、API、Event Streams経由で確認可能です。また、コンソール画面経由の場合は通常機能として追加費用なしで利用できますが、APIあるいはEvent Streams経由の場合はVoice Insights Advanced Features機能(の有効化)が必要です。

詳細については、ドキュメントをご確認ください。