changelog 投稿内容のサマリ (2021年5月上旬の内容)

May 26, 2021
執筆者
レビュー担当者

changelog May-2021 1st half JP

/changelogサイトへの投稿内容を、こちら/blogサイトに抄訳版として定期的にまとめてご案内しております。製品アップデートの内容のご確認にお役立てください。■■ なお当抄訳版は、月2回を目安に運用しております。最新情報の取得につきましては、これまで通り、/changelogサイトの内容をRSSフィード経由あるいはTwitterチャネル経由でご確認ください。■■ 最後に、内容が正確であるよう努めますが、差異等があると判断される場合にはオリジナルの/changelogサイトの投稿を参考にするようお願いいたします。また記載の日付は米国時間帯ベースとなること、あらかじめご了承ください。

Flex UI 1.26 and Webchat UI 2.9 are now available, with Browser Notifications and Markdown for Web Chat now Generally Available

2021年5月13日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Flex UI 1.26およびWebChat UI 2.9では、Browser Notification(ブラウザ通知)機能とMarkdown(マークダウン言語)への対応について、各々正式リリースとなります。これら機能を活用することで、メッセージングのチャネルを介した顧客対応において、オペレータ生産性やお客様体験の向上が期待できます。

マークダウン言語への対応については、ウェブチャットの送信テキストで、書式・整形を工夫することができ、特に長いメッセージの可読性を高めることが可能となります。例えば、太字・斜体・箇条書きを利用することで、文章の構造化や重要な部分を強調することで、メッセージを受信したお客様が内容を素早く正しく把握することができます。

ブラウザ通知機能については、顧客からの受信メッセージに直ぐに気づくことができるようになることで、Flex以外の画面や作業に注意が当たっていたとしても、タイミングを逃すことなく顧客対応を継続できます。

これら機能を活用するには、Flex settingsの画面からアカウント(プロジェクト)毎に有効化してください。

Flex UI 1.26に関するその他の特記事項は以下となります。

  • エラーの報告 - Flex UI 1.26から、UI(画面)上で発生したエラーが自動で報告されるようになります。これにより、当社側でエラーを解析し、Flexアプリケーションの品質向上に役立てることが可能となります。Flex UIのトラブルシュート、またこのエラー報告プロセスを無効化する方法については、Flexのドキュメントをご確認ください。
  • 転送先指定における表示フィルタ条件の事前適用 - 転送先を指定するパネルにおいて、一部オペレータやキューを予めプログラミング的にフィルタしておき、画面表示される範囲から除外する機能が利用可能となります。例えば、受付可能なオペレータのみ表示するように事前フィルタすることができます。この機能の詳細については、Flexのドキュメントをご確認ください。

本リリースの詳細については、リリースノートをご確認ください。(Flex UI / WebChat UI)

Admins can now delete legacy builds of plugins on Plugins Dashboard

2021年5月12日、フィルタ=Flex、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Flexのプラグインダッシュボード上で、旧来の枠組みで管理していたプラグインのビルドを削除することができるようになりました。該当のプラグインをPlugins CLIの枠組みに移行しつつある前提でご利用いただく機能となります。また、この削除ステップは、Plugins CLIへの移行を完全なものにするために必須のステップとなります。

背景として、旧来の枠組みではプラグインをTwilio Assetsとして管理しておりました。旧来の枠組みと現行のPlugins CLIの枠組みとが混在するプラグインの場合、プラグインレベルでPlugins CLIを利用して無効化されているものの、旧来の枠組みのビルドがユーザに提示されてしまうような問題が運用上起きることもあり、そのような問題を防ぐためにも必須なステップとなります。

機能利用に際しては、プラグインダッシュボードにAdmin UIからアクセスいただきます。詳細については、ドキュメントをご確認ください。

Super SIM Distributed Internet Breakout - Frankfurt

2021年5月5日、フィルタ=Super SIM、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Super SIMにおいて、地理的に分散したインターネットブレークアウトに対応するようになりました。これまでは、Super SIMを経由したIoTデバイスの通信は、米国アッシュバーンのデータセンターにデプロイされたTwilio Mobile Coreインスタンスを通してインターネットへ流入していました。今回の地理分散の第一段階としてフランクフルトのデータセンターのインスタンス経由でのブレークアウトを行いますので、主に欧州・アフリカ地域のお客様の便益につながるものと考えます。アジア環太平洋地域のブレークアウトも予定されており、後続の更新情報をお待ちください。

地理的に分散するブレークアウトを可能とすることは、通信遅延の低減をもたらし、例えばリアルタイムの音声・ビデオ通信がスコープに入ってくるように、IoTベースのサービスのユースケース多様化につながります。フランクフルトのブレークアウトを実際に利用するためには、Super SIMのAPN設定を“de1.super”にする必要があります。(設定の詳細については、Super SIM APN configuration をご確認ください。)  APN設定におけるデフフォルト値である“super”の指定は、米国アッシュバーンリージョンのTwilio Mobile Coreインスタンス経由のブレークアウト動作につながりますので、ご留意ください。

フランクフルトのブレークアウトを利用してみたい場合、弊社サポート部門までお問い合わせください。