changelog 投稿内容のサマリ (2021年3月下旬の内容)

March 30, 2021
執筆者
レビュー担当者

changelog Mar-2021 2nd half JP

/changelogサイトへの投稿内容を、こちら/blogサイトに抄訳版として定期的にまとめてご案内しております。製品アップデートの内容のご確認にお役立てください。■■ なお当抄訳版は、ひとまず月2回を目安に運用開始しております。最新情報の取得につきましては、これまで通り、/changelogサイトの内容をRSSフィード経由あるいはTwitterチャネル経由でご確認ください。■■ 最後に、内容が正確であるよう努めますが、差異等があると判断される場合にはオリジナルの/changelogサイトの投稿を参考にするようお願いいたします。また記載の日付は米国時間帯ベースとなること、あらかじめご了承ください。

Video Log Analyzer API General Availability

2021年3月31日、フィルタ=Programmable Video、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Video Log Analyzer API機能が正式リリースとなりました。

このAPI機能により、Twilio Programmable Videoサービスのトラブルシュート作業が簡素化されます。具体的には、ビデオセッションの参加者やルームに関する重要なメタデータをプログラミング的に取得し、探りたい事象に対する共通性等を特定することが容易になります。取得できるデータ例としては、参加者がルームを退出した理由、ルームの終了過程、利用されたブラウザや基本ソフト(OS)の情報、参加者に関連するエラーコード等が挙げられます。

詳細については、開発者向けのドキュメントおよびブログ記事 “Getting to Know Video Log Analyzer”(“Video Log Analyzer機能のご紹介”)をご覧ください。

TaskRouter now supports version identifiers to prevent conflicts when updating tasks

2021年3月31日、フィルタ=Flex、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio TaskRouterで管理するタスクに関して、HTTPヘッダのETagおよびIf-Matchがご利用いただけます。タスク属性を同時に更新するような“衝突”を避ける利用シナリオが挙げられます。

  • TaskRouterにおいてRest APIを介してタスクを新規作成、更新、情報の取り出しをする際に、該当タスクに関するバージョン情報を確認することが可能となります。HTTPレスポンスのETagヘッダを参照ください。
  • Rest APIを介してタスクを更新する際に、該当タスクに関するバージョン情報をHTTPリクエストのIf-Matchヘッダ部分で提供(指定)し、バージョンが合致する場合のみ更新を行うような処理が可能となります。

本新機能およびTaskリソースの詳細については、ドキュメントをご覧ください。

New Get Contacts by Email API Endpoint

2021年3月30日、フィルタ=Marketing Campaigns、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio SendGrid Marketing Campaignsサービスに関連し、新たなAPIエンドポイント“Get Contacts by Email”をご用意いたしました。このエンドポイントにより、メールアドレスをキーとして複数の連絡先データを取得することが可能となります。(エンドポイント利用の大前提として、検索対象のメールアドレスを事前に把握していることが必要です。) なお、より広範な連絡先情報へのアクセスが必要なケースでは、引き続き連絡先のエクスポート機能をご利用ください。

Branded Calls Private Beta remains closed till Q3 2021

2021年3月30日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

主に北米市場に関係する機能であり、参考程度にお読みください。

Twilio Programmable Voiceサービス、Branded Calls機能に関するプライベートベータプログラムへ新規のご招待を現状(また2021年4月から9月まで)停止している旨のご連絡です。サービス機能に対する機能仕様の見極めや実装の見直し等は、ベータプログラムの一環として引き続き行い、既にベータプログラムに参加されているお客様に対するサポートも継続します。2021年7月から9月に、今後のご案内を行う予定です。

End of Life Notice for Authy API’s Sandbox feature

2021年3月26日、フィルタ=Authy、リリース=Deprecated [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilioでは、Authy APIのサンドボックス環境を2021年9月30日に停止(廃止)予定です。(日時は、明記ない限り原則米国時間となります。)  サンドボックス環境は、Authy APIの統合連携テストを日常的に行う際の対象サーバ機能として従来ご利用いただけました。サンドボックス環境以外のAuthy API機能については特に変更ありません。

なお、アプリケーションロジックやテストコードにおいてサンドボックス環境を利用していない場合、本ライフサイクルのご案内は該当しません。

詳細については、サンドボックス環境の機能停止についてと題する記事をご確認ください。

API Key and 2FA Requirements Enforced for Paid Users

2021年3月24日、フィルタ=Twilio SendGrid Platform、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio SendGridの有償プランのすべてのお客様に対して、セキュリティ担保の一環として、APIキーを利用した認証を必須要件とします(API呼び出しとSMTP接続構成の両利用形態)。また該当のお客様アカウントにおけるユーザログインで、二要素認証(2FA)の有効化も必須要件となります(チームメートのログインも含みます)。詳細についてはドキュメントの以下各々のセクションをご確認ください - APIキーを利用する認証二要素認証の有効化。これらについてのお知らせメールを受信していない場合、アカウントの連絡先メールアドレスの設定を再度ご確認ください。

Video Recording Rules API is now Generally Available

2021年3月22日、フィルタ=Programmable Video、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Programmable VideoのレコーディングルールAPI機能が正式リリースとなったことをお知らせいたします。以前のレコーディング動作の振る舞いは、ビデオセッションの確立時にルーム上のすべての参加者を録音するか(あるいは録音しないか)、API上のフラグを通して予め指定しておくものでした。よって、一旦セッションが確立された後は終了するまで、レコーディングの振る舞いを変更することができませんでした。

レコーディングルールAPIを利用することで、どの参加者のどのトラック(オーディオ/ビデオ)を録音するか(しないか)を細かく制御することができ、この制御は一連のレコーディングルールをプログラミング的に指定する形で行います。ルームのレコーディングの開始/停止/再開はどのタイミングでも何回でも可能です。また上述のように、ビデオのみ、オーディオのみ、あるいは両トラックをレコーディングという制御が可能で、これをルーム内の参加者について個別に制御できます。

動作原理やコードサンプル等の詳細については、レコーディングルールAPIのドキュメントをご確認ください。

Fixed IP ranges for Super SIM traffic

2021年3月19日、フィルタ=Super SIM、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Mobile Core (Twilio Super SIMサービスの主要なネットワーク部分)では、Super SIM対応のデバイスからMobile Coreを経由して貴社アプリに向かうトラフィックについて、トラフィック発信元(Mobile Core側)として特定の固定のIPアドレスレンジを利用します。具体的なレンジは以下一覧の通りで、これらを皆さまのファイアウォール等において事前設定することで、特定の箇所からのトラフィックのみを疎通させる制御が可能となります。

  • 3.239.194.0/27
  • 3.64.1.224/27
  • 13.212.223.64/27

詳細については、ドキュメントをご確認ください。

Announcing Twilio’s Native Integration with Dialogflow ES

2021年3月19日、フィルタ=Programmable Voice、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Programmanle VoiceサービスとGoogle Dialogflow ES版のネイティブ連携機能がベータリリースとなったことをお知らせいたします。この連携機能を活用することで、Twilio IVRによる自動音声応答上の通話者体験に対話型AIの要素を加えることが可能となります。連携機能をご利用いただく場合、新たにTwiMLの<VirtualAgent>タグを使用することになります。Twilio Studio上は、 Connect Virtual Agent Studio Widgetウィジェットをご利用ください。これらが実行された段階で、設定されたDialogflow ES Agent構成に接続されます。

連携機能をクイックに試したい場合、Dialogflow ESコンソール上の初期設定として、Twilioを“One-Click”テレフォニーパートナーとして選択し、連携動作を必要とするTwilio側の電話番号を指定ください。コールフローに基づいたテスト/商用利用にあたっては、上述の該当のTwiMLタグあるいはStudioウィジェットをご利用ください。

今回の連携<VirtualAgent> TwiML、Studioウィジェット“Connect Virtual Agent”の詳細については、ドキュメント記載をご確認ください。

Ability to search Twilio Elastic SIP Trunk at ease

2021年3月17日、フィルタ=Elastic SIP Trunking、リリース=GA [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio Elastic SIP Trunkingサービスを利用して設定するトランク回線を、より簡単に検索できるようになりました。Twilioコンソール上、Elastic SIP Trunkingサービスの箇所、Trunks画面上 Trunk SID, Trunk Name, Termination SIP URI, Origination SIP URIといったフィルタ条件を適用し、想定のトランク回線を的確に検索いただけます。詳細については、こちらをご確認ください。

Flex Plugins CLI now supports archiving plugins and configurations

2021年3月17日、フィルタ=Flex、リリース=Beta [オリジナルの英語投稿はこちら]

Twilio FlexのPlugins CLIにおいてプラグインそのもの、プラグインの特定バージョン、プラグインの特定構成をアーカイブする機能をご利用いただけます。アーカイブされた場合、当該プラグインはプラグインダッシュボードやプラグインCLIを介して有効化することができなくなり、コンタクトセンターのオペレータからも利用できなくなります。また、開発者が特定の構成を再デプロイさせないためにこの機能を利用できます。

今回追加されたアーカイブ機能は、特定のプラグイン、バージョン、構成が今後アクティブに運用保守されないこと、あるいは、何らかの不具合が明らかになり有効化されるべきではないことを示すために利用できます。

アーカイブされたプラグインや構成の各種属性情報は、アーカイブ後もプラグインダッシュボードやプラグインCLIを介して確認できます。アーカイブ機能についての詳細は、こちらをご確認ください。

Flex-Plugins-CLI-Archive-JP

その他のFlex Plugins CLIの変更点は以下となります。

  • Flex Plugins CLIとnpm 7との互換性
  • ソースマップを利用したデバッグ(ローカル開発環境)への対応
  • 変数“process.env.TWILIO_PROFILE”を利用したTwilio CLIのアクティブプロフィールへのアクセス (ドキュメント記載はこちら)